へぇ、こんなのが出てたんだ

桝田省治氏の小説『ハルカ 天空の邪馬台国』(エンターブレイン)。

http://journal.mycom.co.jp/articles/2007/05/24/masuda/index.html

↑のマイコムジャーナルの記事で知ったんだけども、何でもこの小説はPC-FXで発売される筈だった『天外魔境3』のシナリオを下敷きにして書かれたそうで。

上の記事を読んで、気になったことをひとつ。
PC-FX版『天外3』が発売中止になったのはPC-FXが売れなかったから、のような書き方をしているが、私としてはちょっと待てよと言いたい。


天外3』がいつまで経っても発売されなかったからPC-FXは売れなかった、こう言うべきだろう。


ハドソンはPC-FX本体の開発に大きく関与し、PC-FX陣営の盟主的なメーカーであったにも関わらず、途中でユーザーを見捨てて遁走してしまった。
採算の合わない事業からはとっとと撤退するというのは企業としては正しい選択だろうが、ユーザーに対して何の告知もせず、ずっと『天外3』を発売未定のまま放置しておいたのは余りにも無責任ではないか。

…とかまあ思うところが色々あるわけですが、あの頃ハドソンを信じて、PCエンジンのアーケードカードやPC-FXを購入し、『天外3』を待ち続けた者としては、是非読んでみたいですね。