週刊文春

秋葉原の事件に関する記事があったので読んでみた。
“被害者をケータイで撮りまくるアキバ系のイヤな感じ”という見出しに、私は不快な気分になった。
確かに、事件直後の現場をケータイで撮影するのは倫理的な観点からすれば不謹慎だ。
だが、彼らが“アキバ系”とカテゴライズする人間だけがそういうことをする訳じゃないだろう。
加藤某とか云う気狂いが、秋葉原ではなく、新宿や渋谷など他所で同じような事をしたとしても、ケータイで撮影する連中はいたと思う。


普段自分達がやっていることを“アキバ系”と蔑む連中に先を越されたからといって、“アキバ系”を叩くのは筋違いだ。
素直に「私たちの飯の種を撮らないでください!><」と言いなさい。



一応フォローもしておくと、この記事の後半に少しだけだが、マナー知らずの一般人や観光客が増えたことで秋葉原が変わってしまったことにも触れている。


これには私も全面的に同意する。
やはり「電車男」が色々なメディアに取り上げられた辺りから、これまで秋葉原など眼中になかった人々が来るようになってしまったんだよな。
全部が全部って訳じゃないけど、こういう連中の多くはメディアリテラシー能力が低いのか、マスコミが垂れ流す情報をコロッと信じてしまう。
マスコミ、いやマスゴミがオタクを面白可笑しくキモく扱うもんだから、愚かな視聴者は「オタクは見下してもいい存在なんだ」と思い込んでしまう。
こういうのが秋葉原に湧いてくるようになったら、そりゃあ以前のような秩序は崩れていくわ。


そして人の集うところではしゃげればおkな、オタクではない、若しくはオタクとしての矜持をなくした馬鹿なパフォーマーやレイヤーが我が物顔で秋葉原を練り歩く。


人が増える→馬鹿なパフォーマーが増える→マスゴミが取り上げる→さらに人が増える→…といった具合に秋葉原が注目されてしまった結果、あのような悲惨な事件が起こってしまったんだろうな。
もう本当に勘弁して欲しいよ。


昨日が事件から1週間なわけだが、ホコテンは暫くの間中止になるようだ。
テレビで見たところ、ハルヒやメイドの格好をしたのが居た。懲りない奴らにうんざりした。