超兄貴祭

3月24日(土)に開催された「超兄貴」25thアニバーサリーライブの“超兄貴祭”に行ってきたので、その感想を書く。


会場は池袋EDGE。メロンブックス池袋店の1つ下の階といえば分かり易いだろうか。18時から開演。私の勤務シフト上、土曜日は毎週出勤なので、シフト変更依頼などこの日の為に事前に色々と調整して、物凄く楽しみにしてライブに行ったわけだ。


率直な感想を言わせてもらうと、とんだ期待外れ。前座だけで終わってしまったライブ、みたいな感じ。


誤解なきよう言っておくが、別に出演者をディスるつもりは全く無いのよ。
出入口でマッチョ2人がお迎え・お見送りしてくれたり、協賛企業のTENGAエナジードリンクをくれるとか、いかにも超兄貴のライブらしいではないか。MC役の声優・上間江望さんが幕間などに超兄貴の話をしたり出演者とトークをして盛り上げてくれたりもした。
良い曲だねえ、カッコイイ曲だねえ、ああこのアニソン懐かしいわ観客の年齢層に合わせた選曲は嬉しいわ、パフォーマンスが面白いねえ何枚ものブリーフが舞うライブなんて酷過ぎるwwwww(褒め言葉)、と感じたことも事実だ。これはこれで楽しい時間を過ごせたとは思うんだよ。先週悲しいことがあったので、気分転換をするいい機会になったとも思う。


しかしだよ。これが“超兄貴25周年記念”と銘打ったライブでやる内容として適切だったか? 
このライブの観客って、私を含め、超兄貴の音楽が大好きな人ばかりだと思うのよ。遠方から駆け付けた方も居たようだし。選りすぐりのファン、信者といっても過言ではない。そんな濃いファンに向けて演奏された曲は、全体の九割がバンドのオリジナル曲や別のゲームの曲、アニソンのカバーなど、超兄貴とは無関係の曲ばかりだった。こんな選曲で超兄貴の記念ライブを名乗るなんて、信じられるかい? 


そして超兄貴といえば欠かせないのが、兄貴こと葉山宏治氏。
おそらく、観客の殆どが“兄貴はきっと、サプライズ枠で登場するんだろう”“兄貴はどこで出てくるんだ?”と思っていただろう。出演者が会場を温めて温めて温め捲ったところに、兄貴がビルダーたちを従えてババーンと登場! 皆で兄貴コール! オーケイ! もう、だめだぁーっ! ドイツドイツジャーマン! 兄貴と私! と大盛り上がり。そういうのを期待していたんだよ。しかし兄貴はビデオメッセージで登場しただけ。この時が一番盛り上がったのではないかと。


超兄貴の曲を聴きたくてライブに行ったら、兄貴が出ないどころか、超兄貴関連曲ではなく無関係な曲ばかり延々と聴かされるだなんて・・・たまげたなあ。
こういったライブでお約束のアンコールは全く起こらず、会場内は「俺達が観たかったのはこういうのじゃなかったんだよなあ」みたいな雰囲気に包まれ、皆そそくさと帰っていった。


帰宅後、消化不良でモヤモヤした気分を晴らすため、兄貴のCDを聴きながら一人でドイツドイツジャーマン!とかやっちゃったよ。